【一家に一冊】0歳から永遠に読める絵本【受け継がれる絵本】
【一家に一冊】0歳から永遠に読める絵本
あなたが だいすき/ 作・絵 鈴木まもる (ポプラ社)
子供に「だいすき」と伝える機会は意外に少ない?
皆さんはお子様に「だいすき」と気持ちを伝える機会はどのくらいありますか?
育児に家事、お仕事をされていると、毎日バタバタと慌ただしく一日が終わってしまいますよね。
子供からシャワーのように浴びせられる要求に、真剣に向き合っているつもりでも、
家事をしながらだと、どこか上の空だったりすることもあるのではないでしょうか。
やっと寝かしつけて一息ついたときに、「あれ?今日子供の目を見てゆっくり会話したっけ?」と自信がなくなることも…。
そんな、毎日頑張っているママ、パパ、そして大切なお子様に読んで頂きたい絵本があります!
「あなたが だいすき」という絵本です。
すき を伝えるためのシンプルな絵本
こちらの絵本は、絵本作家の鈴木まもるさんが、自分の子供にただ単にだいすきを伝えたかった。とお描きになったものです。やわらかい色づかいや、子供を優しい表情で包み込む動物たち。あなたがだいすき、私はいつでもあなたの味方よ。と、言葉自体は短くシンプルですが、読む方も聞く方も、心が温まる内容です。
子供の成長と共に読み手の感情が変化する
私自身、この絵本を長男の1才の誕生日プレゼントに母から贈ってもらいました。
母もこの絵本を私に読み聞かせていたようです。
この絵本の素晴らしいところをご紹介します。
それは、ただの読み聞かせの絵本ではなく、読むだけで自分達を認めあえるということ。
そう感じたのは、長男が2~3歳の通称イヤイヤ期の時期でした。頑張っても頑張っても報われないような気がしていたのですが、夜、寝る前にこの絵本を読んでいるうちに、「あぁ、そうだ。上手くいかない日があっても良い。この子を好きという気持ちさえあれば十分だ。」と、泣きながらなんとか読み終えたこともありました。(本人は不思議そうな顔をしていましたが。)それからも毎日ではありませんが、読むたびに私は子供への愛情を確かめることができ、子供も大げさかもしれませんが、ママが怒っているときもあるけれと、でも自分は愛されているんだ。と自覚して安心して眠れるんだと思っています。
すきと言われるのは誰だって嬉しい。
現在、長男は4歳になりましたがこの絵本を読むと嬉しそうに側で聞いています。もし私が誰かに読んでもらえたら、正直嬉しいです…。そう考えると、この絵本は何歳になっても読んでもらうと嬉しいかもしれませんね。毎日は読めなくても、本棚に置いてあるのを見ると、忙しい時も少し手を止めて、あなたがだいすきよ。と伝える機会を増やしてくれると思います。「あなたが だいすき」一家に一冊、いがでしょうか。